気がつけば合宿のような
気がつけば合宿のような暮らしをしている。
私は居間に布団をひき、その奥の和室で家族が寝ている。
この寒さが私に夢を見せる。
うらやましい人たちがいる。
合宿でない寝方をしている人たちだ。
だが彼らは私を羨むだろう。
合宿はいつもギリギリだ。
この歳になるとこうしたことを遊びにする輩もいるだろう。
私には(書かないが)こうしている必然と理由がある。
おかげで路上で起こされる夢ばかり見る。かなり前からだ。
路上で寝たことはあるが、まさにその通りだとは思わなかった。